覚醒剤について
えー、この間、英語教師で生活指導副主任である某N教師が奈良少年刑務所に行ってきたらしい。そんで、そこには、18から30未満(だったと思う)の男性犯罪者が収容されているらしい。そんなことはどうでもいい。その収容者の罪状(でいいのかな)のナンバー1は、覚醒剤なんだってさ。いやいや、それもどうでもいい。彼はシャブ中で狂ったように奇声を発しているのを耳にしてゾッとしたんだと。いやー、それもいい。どうでも。ゾッとして、いかにシャブから抜け出すのが大変なことかを、その刑務所の所長さんから聞いて、そのままわしら生徒に言ってた。そして、始終「クスリには手ェ出すなよ」と、口煩く言っていた。
ああわかってるよ、そんなこと。法を犯していい物と悪いものぐらいの分別付いてますよ(付いてないやつがいるから、そう言いたいのかもしれないが)。てかさぁ、なんで法律を破ってるのに、「ストップドラッグ」なんてスローガンをかかげるのでしょうか。ていうか、それ以前になんでストップドラッグと言って、一般市民が自衛、あるいはそういう誘いの類いに乗らないように仕向けてるんですか? 違法なドラッグは日本に持ち込まれるはずないでしょ? 持ち込まれた時点で、持ち込んだ奴を逮捕し、持ち込まれたドラッグは回収するのが、行政のお仕事じゃないんですか? 行政はスローガン作ってキャンペーンに勤しむ前に、そういった警備活動を強化するべきなんじゃないでしょうかね。まぁ、その行政でさえも、警察官が研修用のシャブを自分に打ってたりする御時世ですから、期待できるもんじゃないんでしょうけどね。
あと、険しい話しになるんだけど、基本的人権が行き届いている国、我が日本(表向きは、ね)やアメリカ、ようするに先進諸国(といっても、かなりばらつきがあるとは思うけれど)は、ドラッグにはまった人間も、ある程度服役していれば、釈放される。そんで、また手を出す。発展途上国など、一応基本的人権を憲法に掲げてはいるけれど、なかなか実行されていない国、つまり旧態然とした法律の枠で進められている国では、ドラッグ中毒の人間は、無期懲役か死刑と相場が決まっている。なぜなら、それは使い古されたコトバにもある通り「麻薬は国を滅ぼす」からだ。それが、基本的人権という、自分たちがかわいい故に作った、自分たちを守る定義のために、ドラッグに溢れる者が多いのではないだろうか。
国連の方針としても、死刑をやめさせていく方向性であり(個人的には、死刑に関しては肯定派でも否定派でもないが)、必ずしもドラッグ中毒者は死刑にせよだとかは思わないが、もう少しの厳罰化が試みられてもおかしくはないのではなかろうか。