自称グルメミュージシャン
そりゃあ、おいしいものを食べるに越したことはないけどさ。
特に某Mステを観ているとよく見られる光景だけど、ライブツアー中の楽しみが「各地のおいしいものを食べ歩く」と答える人たち。なんか、食べることしか楽しみが無い人って、悲しいと思う。そこまでしておいしいものが食べたいか。そんなに行列を作る程おいしいのか。自分の妻や母親の作る手料理が一番美味しいとは思わないのか。それだけでは満足できないのか。食べるという、極めてプリミティブな部分が趣味や生き甲斐になってしまうと、途端に人間としての品性を欠いたように見えてしまうのは、僕だけ?
おいしいお気に入りの店を見つけて足しげく通うのは良いことだと思うが、雑誌をめくって血眼になるまで新しい店を探すというのも馬鹿げていると僕は思う。そういう傾向は最近の若い女性に多いようで、以前観たニュース番組で、普通のOL達が自腹を切っていろいろな店を開拓し、そのレポートを自前のウェブサイトで公開、凄まじいアクセス数を誇っているというのをやっていた。
もちろん味や値段だけでなく、店の雰囲気とか如何にも女の人が気を使いそうな部分まできめ細かくチェックが入ってて、なんだかなあ、という話。もう既に味云々からかけはなれている。でも、そのサイトの評価次第でその先の店の売り上げが左右されるというのだから、凄まじいね、世の中。つーか、そういう女たちが
でも、まあ、あれだ。そういう人らって、千と千尋の神隠しの、豚になってしまう両親みたいなものだと思う。あんたら、既に豚だと。なにが「千尋、これおいしいぞ」(セリフ内容は多分こんな感じ。詳細は失念)だ。おまえら逆に、飯に食われちまうぞ、と。