夢日記

偶然街中で見かけた、以前付き合っていた女の子。慌てて追いかけ、彼女の吸い込まれて行った謎の建物に入ると、彼女は実のところ、謎の王国の王女だった。幾人もの部下達が彼女を取り巻き、なにやらしきりに話し掛けている。
彼女の取り巻き達は口を揃えて僕に「三たび婚姻の儀を!」と迫り、なにやら、風の谷か、トルメキアか? とでも言いたくなるような、謎の民族衣装を着せられた。
建物の中には広い中庭があり、芝生が敷き詰めてある。そこに、幾枚もの巨大な石板がテーブルの様に並べられ、そのテーブルに、また幾人もの人たちが2〜3人ずつ座っていた。僕と件の彼女は、その石のテーブル群と向かい合う用に用意された長いこれまた石のテーブルを前に座り、人々を眺めた。
人々の3分の2ぐらいが濃緑の民族衣装を来た男達で、その雰囲気から軍人だとわかった。ただし、それらはみんな若い男だけ。彼等は、僕と彼女のテーブルに近い席には座らず、隅のほうへと座っていた。というよりも、僕らの目の前には誰も座ってはいけないかのような雰囲気で。
儀式が始まり、彼女が演説みたいなことをはじめた。その内容から推察するに、実はどうも彼女の国(ということになっているらしい)はクーデターがあり、彼女の父親(きっと王か何かなんだろうな)は殺されてしまったようだが、結果的にクーデターとしては失敗に終わったようだ。首謀者達は処刑されたようだが、関わった者全てが処刑されたわけでもないみたいで、末端の者達は刑を免れ、この儀式にも参列しているのだろう。しかし、その負い目からか、どうしても自ら末席に座らざるを得なかったようだ。
彼女はそんなクーデターに参加した若い兵士達に対して、目前の席へ座るように呼び掛け、兵達はしぶしぶそれに従った。
気付いたら午後1時だった。