金沢追記

今回の旅は正直辛かった。天気はすこぶるよかったけど、金沢という街がしみったれていてどうにもこうにも、気分がよくならなかった。街並が奇麗なのは繁華街だけで、それ以外は寂れた地方都市そのものって感じ。今回は海を見ようとかなりの距離をチャリで走ったから、そういう部分を結構目にした。
街の風景に情緒がないということも一因だけど、基本的に、独り旅は傷心的になりがちだと最近気づいた。というか、それが僕の中における、最近の傾向らしい。
考えてみれば、僕にとっての独り旅*1とは、逢瀬のためか受験のためでしかなかった。前者は言うまでもないし、受験はほんと散々な目*2にあったし、とにかく、僕における独り旅というのは、切ない・殺伐・傷心・侘しさというようなエッセンスしかないということに、今さらながら気付いてしまったんだ。なんてこった。
あと8回も金沢へ独りで通わなければならないなんて、考えただけでもぞっとする。あ、来週も行かなければならないのか、、、

*1:2時間以上列車なりバスなり飛行機なりで移動する距離の旅行のこと

*2:もちろん全落ちだったし、東京という街の巨大さに呑まれてしまいそうだったし、挙げ句の果てには独りで高熱にうなされたし。