醒めない夢はまだまだ続く
3年で終わるはずだった、醒めない夢。未だ混沌の中を泳ぎ続け、4度目の初夏を迎えるのか。
知り合いが結婚するそうで。あまり年上の知り合い、というか友人が居なかったもので、こういうケースは人生初なのですが。携帯に入ったメールで、一報を知りました。動揺っつーか、あんぐり、っていうか。そうか、普通にあり得る話なんだよなあ、と思いつつ。彼女は2つ上なのですが、今の世間の流れから言うと、やや早いのかな、結婚っていうのは。
まあ、とりあえずおめでとう、とは言っておいたけど、なんか、いまいちピンと来ませんね。当たり前だけど、自分は結婚したことないし、身の回りでも結婚前結婚後の人たちを見比べた経験もないので、あんまりどういうものかわからないし。
ただまあ、ひとつだけ言えるのは、知らない間に自分が年をとっていたなあ、ということ。一時だけでも僕と青春を共有した彼女が結婚するということは、嫌が応でも僕の時間に一区切りをつけさせる。一時代の終焉。そうか、身の回りの人たちがそろそろ人生に本腰を入れだす頃か、と思うと、感慨深い。自分だけ醒めない夢の中を漂っている暇なんてないのかなあ、なんて。
切ないなあ、ああ、切ないなあ。時が流れるだけで切ないなあ。