ぴあのふぇち 2004@東京公演
昨年もこれを観に上京したのは、熱心な本サイトの読者なら御存知のことだと思う。今年は、共にこの音楽に耳を傾けてくれる同伴者が2人も付き合ってくれて、非常に嬉しい。しかも、そのうちの1人は前々からファンだった人です。id:emimiさんと、みくたん(id:futurist)。
今年は全体的におとなしめの曲が多かったような。中でもアグレッシブだったのはスウィングアレンジのモルダウ。これ最強。P.D.*1だから代々木のJASRACに著作権料払わなくていいとかそういう軽妙なジョークが飛ぶ。
アグレッシブといえば、ピアノソロのFive Regretsもすごかった。ただ、主題再提示の後半で、あのJazzっぽさを出すのに、左手が4分のベースラインを刻むのはなかなか大変そう。ちょっとモタついてた。
2部のアタマは昨年と同じPatrick's Wings。編成もバイオリン、チェロ、二胡という変則弦楽三重奏。しかし、昨年と違うのは、歌詞がフランス語*2。その後、映画の紹介という意味も重ねての、映画「見知らぬ女からの手紙」のサウンドトラックを組曲で演奏。ここでも変則三重奏がやさしい音色で包み込む。背後に映画の一部映像がスクリーンに映し出されるのだけど、とても興味を惹く内容で、早くも映画の公開が待ち遠しい。
まだこれから大阪公演もある。今年は久保田修を2度楽しめるという、願ってもない年になった。