はてなハイクでネットラジオをする上で抑えておきたい8つのポイント

まさか自分でも「n個のポイント」的なよくあるブログタイトルを書くとは思わなかったんですが。
ここ1か月ほど、ネットラジオにハマっております。聴くほうも、オンエアするほうもです。
はてなハイクに入り浸ってるので、ハイクユーザーの人がしているのを聴いているうちに、自分も感化されて始めた次第です。
サーバーは ねとらじを使っているのですが、Macねとらじの組み合わせで出来る機能、トークiTunesによる音楽+Skypeによる複数人数放送、さらにそれを自マシンで録音は実証しました。この辺りの詳細は また何れどこかで書きたいと思うのですが、今回は、ネットラジオをする上で抑えておきたいポイントを簡潔に まとめておきます。
備忘録というよりかは、これから はてなユーザーでラジオしたい! って人が参考にしてくれれば幸いです。基本的には、ハイクユーザーがハイクキーワードを軸にネットラジオをする、という視点で書いていきます。自分が4度ほどのオンエアと、いくつか実際に聴いたハイカーさんたちのオンエアを聴いて参考にした内容です。人それぞれ考え方やアプローチがあって然るべきなので、他のやり方を頭ごなしに否定するわけではありません。それを念頭において読んでいただければ幸いです。

1)総尺は2時間

ラジオをする上で、オンエア時間はどれくらいがいいのか、という話。ずーっと喋りっぱなしか、音楽をかけるのかにも依りますが、大体2時間が目処です。聴いてるほうもですが、喋っているほうのテンションが持たないと思います。
ねとらじでは、もっと長い時間オンエアしてる人もいますが、途中長時間喋らなかったりする人も多いです。聴き手に楽しんでもらえて、かつ負担にならない時間としても、2時間は1つの尺度と言えます。
映画や演劇、オーケストラなどでも、2時間を超えるものは途中に休憩が入りますよね。人間の集中力が続く1つの区切りなんでしょう。

2)音楽は かけないよりは かけたほうがいい

JASRAC的なナントカは横に置いておいて、音楽は かけないよりは かけたほうがいいです。2時間で終わるとしても、2時間ずーっと喋りっぱなしは結構キツいです。思考の整理や息抜きをするためにも、音楽をかける=自分が喋らない時間というのを、数分でも確保することは重要。
ネットラジオは、ハイクであればキーワードページで実況レスがつきますし、ねとらじなら したらばに実況掲示板が出来ます。そのレスをまとめて確認する時間としても使うべきです。ずーっと喋りっぱなしだと、スレの流れとオンエアの流れにズレができてしまいます。話題が変わったのに、つけてもらった前の話題のレスに反応すると、話が進まなくなったりします。

3)告知は早めに

僕も最初は そうでしたが、人のオンエアを聴いて感化され突発的に自分もオンエアを始めると、潜在的なリスナー数を減らしてしまうかもしれません。
あらかじめ数日前に、「何月何日何時から何時間ぐらいオンエアします」という内容を書いておきます。自分のハイクidページや、専用のキーワードページがあるなら、そこで告知しておきましょう。実際にオンエアが始まったら、告知と同じキーワードに、m3uやUstreamURIを書くべきです。
突発オンエアであったがために、気づいたらオンエアが終わっていて、悔しい思いをするハイカーさんは結構多いです。ハイクはラジオ好きが多いみたいですね。

4)ネタは仕込んでおく

台本というほど大げさでなくていいので、ある程度、話のネタと構成は考えておきたいところ。あえてgdgdを隠さないだとか、長時間の無音を厭わないというのであれば、それでもいいかもしれませんが、リスナーが退屈に感じてしまわない配慮が必要であれば、大変重要な要素です。
また、先ほど2項目めに挙げた「音楽」をかけると、その曲についての話題を提示できるので、ネタ不足解消にも つながります。
ただし、あくまで自分が深く掘り下げて語れる内容の話題でないと意味がありません。曲はかけたけど、曲名とアーティスト名だけしか知らない、というのでは お話になりません。当然ですが、その作品が収録されているアルバムは何で、いつ頃発表された作品で、自分が気に入ったフレーズや歌詞、これをカバーしているアーティストなど、話題にできる要素について知っている必要があります。
逆に言えば、ネタを用意してもある程度語れないのであれば、当然下調べもしておく必要があります。そう、ブログのエントリを書いている最中に知らないことにブチ当たったらWikipediaなどで調べるのと同じように、、、 ただし、ネットラジオは生放送なので、事前の下調べが重要になってくるわけです。

5)BGMはあったほうがいいが、騒がしくないインスト曲を

どれだけネタを仕込んで流麗に喋ろうとしても、どうしても言葉につまったり、無音の時間ができてしまいます。別にネットラジオに放送事故という定義はないですが、あまりに酷いと聴いている側には好ましくはないでしょう。
しかし、BGMを流していると、そのちょっとした無音の違和感を削いでくれます。ただし、歌詞つきの騒がしい曲は 避けたいところ。特に日本語詞だと、自分の喋りとかぶってしまい、非常に聞き取りづらい場合があります。これは映画や演劇で言われる一般的な演出論ですが、僕は外国語詞の曲ならまだアリかなあ、とは思ってます。

6)レスは必ずしも全部拾わない

話すネタに困っている時、リスナーさんのレスは天啓にも等しいありがたいものですが、リスナーと そのレスが増えてくると、しゃべりながらそれを追うことができなくなります。曲を流せばその間読むこともできますが、数が多くなってくるとそれもままならなかったりします。単に同調しているコメントであるとか、この先の話題に必ずしも発展的に成り得ないレスは置いておきましょう。拾うべきレスと流すべきレスを選ぶ閾値は、自分の話題ストックの多寡に応じて、柔軟に切り替えていくべきです。ただし、オンエアが終わってから★をつけるであるとか、レスするなどのフォローと感謝の気持ちは忘れずに。

7)途中参加の人にも配慮を

別にネットラジオ特有のものではありませんが、実際のFM/AM放送でも、現在の話題や募集しているトピックなどは、適宜パーソナリティが告知します。一端話題が途切れた時や、曲かけた後などで、カレントトピックを説明することはリスナーへの大事な配慮です。
加えて、ハイクはキーワードページであってもエントリが集中すると過去ログを参照しづらくなります。そのため、オンエアでの告知と同様、m3uやUstreamURIをキーワードページで再度告知することは、オンエア中での告知よりもさらに重要と言えます。
出来れば、定型文として予めURI告知文を作成しておき、必要に応じてエントリにコピペして、こまめに告知エントリを出したいところです。

8)凸待ちは高等テクニック

ねとらじジャーゴンとして、凸待ちというのがあります。要はSkypeの会話音声をネットラジオのオンエアに載せる準備をしておき、自分のSkype IDを晒します。掲示板などでこれを見た人が、自分のSkype IDを使って電話をかけてきて、対談放送をする、というものです。
僕も過去のオンエアで1度、自分も含めて5人でやりましたが、非常に醍醐味を感じる反面、難しいな、とも思いました。会話の方向性を制御しずらい、というのがあります。ネタが何も思いつかなくて、盛り上がれば何でもいいや! という時ならむしろ効果的ですが。少なくとも自分が用意しているテーマでオンエアしようとしていて、そこに凸待ちという、極端な表現ですが、どこの誰かも分からない人物から電話がかかってくるということは、相当リスキーです。ただ、その先の分からない展開を期待しているリスナーもいると思うので、要は使いどころかと思います。
あと、盛り上がりすぎて、オンエアをなかなか終われなかったりもします。無理矢理にでもその場を締める話術がなければ、凸待ちはストレス負荷の高いものになるかもしれません。

と、まあ現時点で思ったことを書き連ねてみました。
次は、こうしたらもうちょっとよくなるんじゃないかな、というTips的なことを書いてみたいと思います。
まあ、いつになるかわかんないですけど。