ユメでデジャヴー(夢日記)

今日はかなりリアルな夢を見た。戦争の夢だった。案の定スナイパーだった(死 多分敵は中国だったと思う。僕は10名ぐらいの小隊の中のひとりで、廃虚の2階のベランダから敵の侵攻を死守せよ、というような命令だったんだろう。その10人でベランダで待ち伏せをしていたら、(おそらく中国軍の)少年兵部隊が接近するのが見えた。
しばらく、ある程度の距離で対峙していたのだが、突然敵が突撃してきたのだった。ここで奇妙なことがおこった。なぜか僕にはその先におこりうることを予知したのだった。いや、デジャブーってやつかもしれない。既知体験? 僕のとなりにいたやつがやられる、ということをなぜか直前に気付いたのだった。僕は伏射の姿勢(つまり、うつ伏せ)をとっていて、スコープを覗こうとした瞬間、僕の隣の奴は、敵の最前線のやつから各個撃破しようとでも思ったのか、立ち上がって下に向けて発砲しはじめたのだ。そして次の瞬間そいつは血を吹き上げて倒れた。なぜか、それについては僕は慌てなかった。伏射の姿勢をとりつづけ、あえて敵の先陣を狙うのではなく、敵後方の上官に狙いを定めた。うっすらと禿げた頭の40がらみのおっさんがスコープにこじんまりと映った。距離とスコープの倍率から計算して距離は約50mほど。ためらいなく引き金を引くと、弾道特性によって狙った額よりやや下の顎を突き抜け、40がらみのおっさんは倒れた。そのおっさんは軍服を着ていたが、どう見ても少年兵達の担任の先生のように見えた。倒れたおっさんに気付き、驚きの顔をした別の上官、30ぐらいの筋骨隆々とした男にも1秒で照準をつけ、引き金を引いた。そいつも倒れた。
攻撃中止の命令が下った。どうやら敵は撤退しているらしい。上官を狙撃したのがよかったようだ。敵は体勢を立て直すに違い無い。
案の定、敵は再突撃をはじめた。今度は狙撃体勢よりも、数を間引くことに徹するため、フルオート掃射をしてみたのだが、全くと言っていい程当らず、敵は死角のベランダ直下に入り込んでしまった。そして、驚くべきことにベランダをよじ登ったり、驚くことに肩はしご等でのぼってきたのだった。これには正直驚いてしまった。ベランダにいた我々と2mも離れてもいないところに敵があらわれ、そして火炎瓶を投げ込んできた。フルオートで撃っても撃ってもすぐには死ななかった。昔、米軍のレンジャー部隊がウガンダのゲリラに向けてM16を撃った時、5、6発撃っても倒れなかったという話しを思い出した。その時、恐怖が背筋を走った。敵は皆僕より1、2才は下と思われる少年兵そのものだった。汚れたランニングシャツを着て、なぜか憎しみに満ちた顔で火炎瓶を投げるのだった。それはどう見ても、あの狙撃した40がらみの禿げかけたおっさんの敵討ちにしか見えなかった。
夢の中でこれほどアドレナリンが吹き出したのは初めてだった。