遠方より、友来る。
その昔、僕が小学生の頃の話。当時僕は放送委員をやっていまして、お昼の給食タイムになると放送室へ行って、編集されたテープをかけるんです。そのテープは10本しか用意されてなくて、二週に1回そのテープがかかることになるんですよ。となると、みんなの耳にも聞き飽きてくる、と。家に音楽がある人は、なにか持って来て下さあい、とかそういう風な号令がかかったんだと思う。まあ小学生だから、自分で音楽を買うようなこととかはなかったんで、家のテープ類を漁ってたら、自分の親が青春時代(?)に楽しんでたとおぼしきテープが出て来たんですよね。で、それを先生に言ったら、なんか妙に懐かしがって、是非持って来てくれと。できれば編集して持って来てくれと。無理難題を押し付けられたワケです。まあ、親に言って、あたりさわりの良い曲を選んでもらい、編集して持って行きました。その中で自分のお気に入りだったのが、襟裳岬だった記憶が。襟裳岬にも、似たような歌詞がありましたね、って話でめちゃくちゃ長い前置き。漢文にもこういうお話あったっけか。漢文捨てたからわかんねーや。
今日もスタジオ入って練習だったんだけど、気がついたら携帯にメールが。千葉のM嬢からのメール。数日前にメルアドを変えたという旨のメールを受け取ったこと以外、今年に入ってから全然連絡をとってなかった。まあ、去年の暮れぐらいに一度掲示板でお話をした記憶があったようなないような。たぶん、普通に会話交わしてたのは去年の9月ぐらいかなあ。テロについていろいろと語った記憶がある。
まあ、さっきは千葉のM嬢とか妙に名前伏せたけど、普通に言っちゃってmaryなんだけどね。まあ、以前からの友達ってことで。ここ見てる人のうち何人かは知ってるでしょ。ええ。
まあ、そのメールの内容が「明日大阪行くわ」だけで。もう見た瞬間びっくりですよ。スタジオ出てみんなと別れてから彼女に電話してみると、なんか死にそうな声してて。問いただしてみると、なんか人生に疲れたと。親がやる気なくしてると。旅に出たいと。ま、要約はそういうことなんですが。
まあね、彼女もいろいろと苦労したんです。端から見ればわがまま言いっぱなしの自己中娘なんですが。まあ、それは僕も同じやけどね。ともかく、境遇がすごく似てるし、誕生日が数日しか違わないし、お互い波長が合うし。しかもしばらく交流の無かった人ですから、突然大阪来るとか言われると、なんとなくウキウキ、ってなもんです。まあ、電話で最初死にそうな声聞いたときは、死に場所求めてさまよってるのか? とも思いましたが、、 まあ彼女の場合、それを言い出すとシャレんなんないからなあ、、、
まあ、彼女を引き合いに出して考えてみてもそうなんですが、僕はつくづく仲の良い友達っていうのは、身の回りに出来にくいなあ、と。ネットで見つける友達が、なんでこうも自分の波長にあうんだろう、と。もっと言うと、なんでそういう人らは東京の人ばっかなんだろう、と。
東京行きたい、と昔から申しておりますが。そう言うとすげえ田舎人ぽくて恥ずかしいのですが。けどね、やっぱ自分のしたいことは大阪では出来ないのです。東京じゃなくてもいいんですけどね。そのかわり、ニューヨークかパリかロンドンか、って話になってくるんで、、 やっぱ日本語で生活できるとこが一番いいでしょ、って話で、東京。いや、暮らすにはあまり適さんだろうね、東京。特に都心とか。でも、東京はアーティストにとっての格好の素材なんじゃないの、とかなんとか。まあ僕から言わせてもらえば、あの混沌感がたまらないね。カオス。地下鉄の乗り継ぎひとつとっても大仕事。大阪ならそこまで複雑じゃないんだけど、無計画な都市計画の結果、ああいうような混沌になった、と。まあ、一時都市学とかに傾倒しかけたこともありましたが。都市学から見れば、関東よりも関西のほうがおもしろい、とも言えますが。
ええと、何の話だっけ。そうそう、友達。そりゃあね、今も身の回りには何人か友達はいますが。けど、こう、なんていうのかな、やっぱり波長合う合わないの次元で言えば、やっぱり合わない、のかな。こう書くとこれ読んでる身の回りの方に申し訳ないんですが、、、
まあ、ウジウジしててもしょうがないんで、この1年しっかり勉強して、東京を受験しますか、って話やね。はい、おしまい。