堕ちた夜

ヘビー! ヘビー! ヘビー! 終電間際の電車を降り立ち、体に突き刺さる寒さが在るにもかかわらず、頭の中と心の内をどんよりと塗りつぶす、この陰鬱と茫洋は、一体何?
僅か数時間にして、一挙に体重が増えた気分。あ、心の体重、とでも言えばいいのか。重いよ、重い。地球の重力は、こんなにも重かったのか、と。あまりにヘビー過ぎて、千と千尋の神隠しを観れなかったことが残念であるとすら思えない。各地のテクストサイトどもが「赤い赤い」と騒ぎ立てていること自体がくだらないことに見える。たかがアニメ映画一本赤みがかったぐらいでここまで落ち込む人間、居るわけがない。