私刑

付属池田小事件:宅間死刑囚が獄中結婚 支援者の女性と
http://www.mainichi.co.jp/news/selection/archive/200312/27/20031227k0000m040152000c.html

殺害された被害者の遺族が犯人を同じ目に合わせて欲しい、つまり死刑にしてほしい、いや、それだけじゃ足りん、願わくば同じようにむごたらしく殺されて欲しい、などと思うのはわからないではない。もちろん、1人で複数人を殺害したのなら、その回数だけ死刑にしたい、そんな物理的に不可能ではあるけども、な遺族感情もわからないでもない。
しかし、それは叶わないのである。人は一度しか死ぬことが出来ない。それですら憎いのなら、許せないのなら、明日にでも遺族の誰それで反乱革命を起こし、政権を奪え。そして犯人をむごたらしく自らの手で殺せるように、法改正しろ。それが出来ないというのなら、革命への努力を微塵もせずに己らの哀れを声高に叫ぶ*1のなら、自らも犯罪者となることを省みず、私刑を施せ。
この支援者の女性とやらを調べ上げ、二人の仲が高潮に達したとき、その女性を私刑にすればいいだろう。少なくとも、遺族の味わった同じ苦しみを、彼もきっと知ることができるだろう。
この2案を実行に移せない者達は、慌てず騒がず、法の裁きを待ち、それに従え。日本は法治国家なのだから。感情論でこれほどの問題を動かせると思ったら、それは大きな間違いだ。

*1:街頭署名とか?