おなかがへった こころもへった
- 空腹感と虚無感は似ている。
- むしろ根底は同じなんじゃないだろうか。
- 久しぶりにPiosenkaの歌詞を思い出し、深く心に染入れた。心もそれを受け入れた。しかし、未だ染入ったヒビは埋まらないし、埋まりそうにもない。
- 「生きている過去」は現在で、「終わった過去」が過去である。
- そして「生きている」ことを「終わった」ことにすること。その両者の線引きはなかなか難しい。
- そこに未練がましい自分が居ることも、また事実。
- 記憶と想い出は全く別ものですよ、と自覚しておこう、自分。
- 記憶は記憶で記録とはまた別のものだが、想い出は想い出で、もっと別。
- 記録は実体だけど、記憶は自分の頭の中に有るだけのもの。想い出は心の中に有るだけのもの。
- それぞれそれ以上でもなく、それ以下でもなく。互いに補完しあっているのな。
- 「過去」とか「想い出」とか言葉尻を捉えては相関性を作り上げて、自分の心の中を整理しているつもり。
- しかし、それは心が搾られるような「切なさ」からの逃避行。たった独りで。
- 甘美な「想い出」は、未来の自分に「切なさ」という中毒症状を与える、麻なる薬。
- 年を重ねれば「過去」も「想い出」も増えてゆくのは道理なわけで。
- 同時に年を重ねる度、臆病になってしまう。
- 心の澱みは箱の中。給食のパンは机の中。
- どちらも放っておいたら、増えたよ。心の澱みも、パンに生えたカビも。
- カビたパンは捨てればいい。しかし、澱みのほうはどう処理すべきものか。
- それがあと数日間で解かなければならない、ぼんやりとした僕の重大事項。